【映画レビュー】Carol / キャロル (2015):ハッピーエンドのようで、違う気がする。

1. Story/ お話

主人公はレズビアンのキャロル。
娘のクリスマスプレゼントを買いに訪れたデパートで
店員のテレーズに出会い、2人は恋に落ちる。
キャロルは離婚調停中で、娘が夫と過ごす間、
2人で旅行に出かける。
しかし、夫の雇った探偵が2人の部屋を盗聴しており、
それを証拠に夫はキャロルから
娘の共同親権を奪おうとしていたことが発覚。
2人はしばらく連絡を断っていたが、再会して終了。1952年の話。

2. Review/ 感想

どう反応すべきか分からない話だった。

キャロルはゲイであることを元夫に理解してもらえず、
奇行呼ばわりされ、その度に子供の親権を盾に
プライバシーを侵害されること、
自分を偽ること、我慢することに疲れた結果、
子供の親権を単独親権として元夫に渡した。

キャロルはこれで晴れて好きな人と堂々と過ごすことができるけれど、
その代償が娘の親権か・・・。
定期的に会えるらしいけれど、
娘的にもちょっと寂しいのでは、と思うと
気持ちの晴れない終わり方だったと感じる。
時代のせいか?
娘が母親の辛い状況を理解してくれたらいいけれど・・・。

テレーズがキャロルの家から自宅に帰った時間に
ちょうどキャロから電話があったシーンは
すぐに連絡の取れない時代ならでは、で印象に残った。
キャロルはテレーズが到着する時間を読んで
電話をかけたなんて思いやりを感じる。

もやもやする終わり方だったので
おすすめしない。🙅‍♀️

3. Date/ 観賞日

2022-11-5 Netflixにて

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