【映画レビュー】Big Time Adolescence / 僕が大人になる前に (2019):ちょっと可哀想な話だった。

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1. Story/ お話

高校生の主人公モンロー(モー)は同世代の友人がおらず、
姉の元カレ、ジーク(23歳)と遊ぶことを好む。
モーはジークが手に入れたドラッグをパーティーで同級生に売り、
逮捕され、退学となってしまう。
そしてようやく、親の願い通り、モーはジークと決別する。

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2. Review/ 感想

ジーク役のピートダビットソン、
セレブゴシップの登場が絶えない有名人だけれど、
俳優をしているところを見たことがなかったので、
どんな俳優なのか見たくて観賞。
この作品、ハマり役だったと思う。

ジークは、適当でのんびり。
悪い人じゃないけど、タトゥーがたくさんでちょっと怖そう。
そして酒とドラッグ。
その瞬間だけを生きて、明日のことは考えない生き方。

モーはジークの何が良かったのか、よく分からなかった。

モー自身はドラッグをやらなかったし、
(ジークも無理強いさせなかった)
真面目そうな襟付きの洋服を着ていて、
外見をジークに似せたりしていなかったから、
ジークに憧れているわけではなかったように感じるけれど、
逮捕されるまで、ジークが自分に悪影響だとは気づいていないようだった。

最後に2人が久々に再会した時に、
ジークの制服に付けられた名札が
通称「ジーク」ではなく、本名「アイザック (Isacc)」であることに気づいたシーン。
ここで、モーは目の前にいるこの人は「謎めいてかっこいいジーク」じゃなくて、
ただのアイザック」なんだった、って改めて思ったのかな。

最後はジークに同情してしまった。
モーは未成年でこれから転校してやり直せるけれど、
ジークは自分がモーにさせたことに対して
悪いと思っておらず、そう考える頭がない。
モーと違って、家族もいない。
今後もドラッグで稼いだり、適当な仕事で
食いつなぐ人生を送っていくんだろうな・・・。

年下で、特段役に立つわけでもないモーを
仲間に入れて長年遊んでくれていたわけだから、
真は優しい人間だと思うので、不憫に思う。

キャラクターに共感しづらく、客観的に可哀想な話だった。

あんまりおすすめはしないかな。

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3. Date/ 観賞日

2022年8月16日 Netflixにて英語字幕で

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