【本レビュー】Bullshit job / ブルシットジョブ (2020):自分には難しい本だった気がする。

ブルシットジョブ クソどうでもいい仕事の理論 / デヴィットグレーバー

1. Review/ 感想

Globis学び放題で、講師による本の紹介動画をきっかけに興味を持った本。
正直、読むのが難しかったので、
自分の気になったことをピックアップしたメモとして残す形にしようと思う。

ブルシットジョブ

・高給取りで優良な労働条件

・本人が自分の仕事に意味がなく、不要で有害と分かっている
(例)弁護士

シットジョブ(バッドジョブ)/ 割に合わない仕事

・労働者への報酬や処遇が悪い
・社会に必要な仕事
・本人は役立つ仕事をしていると自覚がある
(例)スーパーの店員

ブルシットジョブの人は高給取りの割りに暇。
そしてその暇が何よりも苦痛
課題がないため自分の能力に気づくことができず、
使わないスキルは失われていく不安。
一方でその暇な時間を自分にとって有益な時間にできる人(勉強にあてるなど)は
その仕事に満足している。

とにかく、みんな暇は嫌
だからベーシックインカム制が導入された場合:
・「みんな働かなくなる」→愚かな発想
・暇が嫌だから何かしら働くのではないか、
しかし、「嫌な仕事はしないからみんなの生活は困るかも」→愚かな発想
一人一人が役に立つことをしようとし、
自分の意志決定で働くことができれば効率よく働くことができるのでは?

ミレニアルズ(1981-1997年生まれ)=ジェネレーションスノウフレイキー
「自分を特別視し、キレやすい性格」


やはりアンガーマネジメント、コーピングスキル、マインドフルネスの
講座は無意味だと感じるらしい。
グロービス学び放題で私が見た動画たち・・!
「海外でも取り組まれている」と言っていて
素直にこの言葉を受け入れたけれど、
この本を読んで、私は講座をよりよく見せるための胡散臭いキャッチフレーズだったのか?!

たくさんのインタビュアーらの仕事での経験を読むのはおもしろかった。
やることがないのに出張をしても咎められない高給取りの仕事が存在するなんて、
ブルシットな世の中だ、と感じた。
暇なのが周りにバレてしまわないか、
自分の成長する場が失われているのではないか、という気持ちは共感できた。

忘れられないのは、会社のために自分の能力を使って貢献したのに、
他部署の仕事までこなしてしまっていたとかで
責任をとって会社を退職し、ギター片手にその日暮らしの生活をしている人。
すごく究極な体験だったと思うけれど、
会社って他人と他人だから責任の押し付け合いってどこにでもあると思うと、
会社員という仕事はブルシット、もしくはシットジョブだな、と思った。
多くはギター片手に自由な生活をする勇気がないだけかも。

この本を読んで、何を基準に仕事を選んで、
自分の満足のいく働き方ができるかヒントになれば、と期待したけれど、
ヒントは得られなかったように思う。

社会人歴が長く、暇を持て余している人向け(ブルシットジョブについているの人)の本かも。

難しく、部分的にしか共感できなかった。

2. Date/ 読了日

2022年6月 図書館よりレンタル


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