ハリースタイルズのかっこよさでは
かき消せない、不幸な三角関係に
心が沈む物語だった。
1. Story/ あらすじ
イギリス、ブライトン。
職をリタイアした女性マリオンは
夫トムと住む家に、
古い友人、パトリックに部屋を用意し、
彼を迎え入れた。
実はパトリックは若き頃に、
マリオンと付き合っていたトムの浮気相手。
やがてトムがマリオンとの
「普通の」結婚を選び、
パトリックは同性愛者であることを
告発され、投獄。
夫婦とパトリックは疎遠になっていた。
マリオンはトムがパトリックのことを
長年想い続けていることに気づいていた。
2人をやり直させるために
パトリックを家に迎え入れたのだった。
そして自身は家を去る。
年を重ね、ようやくそれぞれが
自分の気持ちに素直になった。
2. Review/ 感想
ハリースタイルズに期待して、
さすが、ハリーは何してもかっこいい✨と
思ったのも束の間、
彼の役、トムは自分に素直になれない、
可哀想なキャラクターだった。
同性愛が犯罪だった1950年代のイギリス。
ゲイであることを
受け入れているパトリック。
パトリックに惹かれるも、
ゲイである自分を受け入れられず、
女性と結婚して子供を育てることが
「当たり前」という考えのトム。
トムと幸せな家庭を築くことを
夢見ていたにも関わらず、
トムの心が自分にないことに
結婚後に気づいたマリオン。
それでもその結婚を貫いた。
誰も幸せになれず、悲しい話だった。
自分が女性だからか、
固定観念からか、
マリオンがトムを
「My policeman」（タイトル）と
呼んでいると思ったが違った。
パトリックが
トムをそう呼んでいたのだった。
視聴者の安易な予想を裏切る
いいタイトルだった。
トムは自分の気持ちに正直になって、
マリオンと結婚しないで欲しかった！
マリオンは他の人と結婚したら
幸せになれたかもしれないのに。
でもマリオンも世間体を気にして
離婚ができなかったのかも。
暗い話だけに
あまりおすすめできないけれど、
タトゥーのないハリーは
新鮮だったので
気になる方はぜひアマプラで。
3. Date/ 観賞日
2022-12-12 アマゾンプライムにて
This Friday, experience love, lust and friendship. #MyPoliceman pic.twitter.com/OfAbNuh19E
— Amazon Studios (@AmazonStudios) October 30, 2022
