1. Story/ あらすじ
「三十の反撃」ソン ウォンピョン著
キムジヘ
1988年生まれの30歳独身女性
ソウルの半地下に住むインターン
正社員になるべく就活中
ジヘは新しく入った同い年のインターン、
ギュオク(男性)と出会い、
自分の気持ちを我慢せずに
不快なことに対し、不快だ、と伝える力を学ぶ。
どこにでもいる「普通の人」ジヘは
前向きに生きていく。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2604ea5e.645dc362.2604ea5f.4a2c74a0/?me_id=1213310&item_id=20409677&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F6128%2F9784396636128_1_7.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
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2. Review/ 感想
わずか「2日」で夢中になって読了。
面白くてスラスラ読み終えた。
自分の気持ちを抑え込みがちの
「普通の人」に向けた、いい話!
勇気を出して、
嫌なことにはNOって言おう、
自分で自分を守ろう、
自分を大切にしようって思える。
タイトルについて
キムジヘ:1988年生まれで1番多かった名前。
「82年生まれ、キムジヨン」も
同じで1982年生まれに
1番多かった名前がキムジヨンだった。
韓国は苗字の種類が少ないから
同姓同名は多そうだな、ということと、
ギュオクとジヘが同い年で、
同じ年トークに盛り上がるところとか、
生まれ年、同い年、年齢を気にするのは
韓国らしいのかな、と思った。
外国人には分からない名前のダサさ
分からないことは
注釈に大体フォローしてもらえたけれど、
それでも韓国に精通していないと
名前のダサさが分からないのは
名前がポイントの本作なだけに、
ちょっと悔しい。
ジヘの母の名が「ペ マルスク」だから、
ロマンのある名前を子供につけたいと思っていた、
という文面から、
マルスクは古風な名前なのかな?と推測。
ジヘが危うく付けられそうになった
「チュボン(秋峰)」が猛烈にダサいことは、
読んでいて理解した。
「ふっ笑」ではなく、「へー」だった。
ダサさを楽しめなかったけれど、
一方で、その情報が新鮮!
これが海外文学の面白くて好きなところかな!
ちなみに、ジヘの友人、
「ムイン」と「ナムン」の文字が似ていて
日本語ゆえにちょっと読みにくかったな(笑)
![](https://howruecsit.com/wp-content/uploads/2022/03/me-moji-e1648261284205.png)
映画化されたらぜひ見たい!
主人公に共感できるお話だった。🙆♀️
3. Date/ 読了日
2022-12-4