【映画レビュー】The Sea Beast / ジェイコブと海の怪物 (2022):歴史の改ざんはいけません。

1. Story/ お話

海賊のジェイコブらは国のために海の怪物を殺して生きてきた。
しかしジェイコブは孤児のメイジーと2人で怪物の住む島に遭難した際、
怪物に助けてもらい、怪物は優しいことを知る。
実は、国の作った本により国民は「怪物は敵」と
間違った事実を教えられてきたことが発覚。
国王の嘘を国民の前で暴き、ハッピーエンド。

2. Review/ 感想

この映画は子供向けかもしれないけれど、
大人にも通ずるところがあると思う。

「国が作った本の中身、国の歴史が嘘だった。
国によって海の怪物は悪だと信じこまされていたが、事実ではなかった。」

日本では、近隣の国々との歴史上の出来事について
社会科の教科書の記載内容についての議論、問題の存在を思い出した。

同じ過ちを繰り返さないために、事実を残すことは重要と思う。

さて、この映画、映画「モアナと伝説の海」と「ベイマックス」と同じ監督の作品。
物語もこのクリスウィリアムズが書いたらしい。

一番始まりの、木の切れ端によじ登る幼いジェイコブのシーンは、
海がアニメーションじゃないみたいに綺麗だったけれど、
一方でジェイコブはアニメーションではないから、
「人形と海」って感じで少し違和感だった。

あとは海の怪物「レッド」とメイジーのペット「ブルー」と
その他、レッドの島にいた生き物たちは、
ガチャガチャのキーホルダーにありそうなくらい、
ツルツルぷよぷよそうだった。
ベイマックスっぽい?
海賊と可愛い生き物のミスマッチを感じ、
2つの別の作品がコラボしているかのようだった。

最後に、この邦題にはがっかり
なんでジェイコブだけタイトルに入れて「メイジー」を入れてくれなかったの。
メイジーのお陰で全てが解決したのに。
「メイジーと海の怪物」で良くないか?

飽きることなく、最後まで見ることができた。

おすすめ。Aye!

3. Word/ 単語

  • Aye: Yesと同じ。スコットランドで主に使われるよう。

ドラマ「ゲームオブスローンズ」でもスタークらノースの人間が「アイ」って言ってた。

  • Lass: 若い女性に対する呼び名。こちらもスコットランドで主に使われる。

ジェイコブはメイジーのことほとんど名前で呼んでなかった。

4. Date/ 観賞日

2022年7月 Netflixにて 英語字幕で

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