【映画レビュー】Three Christs / 3人のキリスト (2017):思いやりは返ってくる、悲しいけど心温まる話。

1. Story/ お話

精神障害を持つ3人の男性。彼らのもう一つの共通点は「自称イエスキリスト」。
リチャードギア演じるストーン医師が3人を集めて、
この症状の研究を行い、順調に患者との距離を縮めていくも、
方針が合わず、傲慢な医院長はストーンを解雇し、
それに嫌悪を示すかのように3人のうち1人が自殺してしまう。
悲しいけれど、残りの2人と医師は研究(治療?)を続けていく、と言う終わり。

2. Review/ 感想

精神的な病をもつ3人とも、誰にも理解されていない、と思って
孤独を貫いてきたけれど、
ドクターストーンが徹底的に3人に寄り添おうと、
理解しようとしている姿を感じ取って、
心を開いていく姿は、心温まった。
心の病気を持っているとはいえ、優しさは優しさで返ってくるんだな、と。

実話の本のウィキペディアを読むと
この研究は成功せずに終わったみたい。
この映画はちょっと盛ってるよう。

この映画は5点満点だとすると4点。
その理由は、ストーンと助手のベッキーの距離が近い感じと
それに対するドクターストーンの妻の嫉妬の設定が必要ないと思った。

あんな若いベッキーがうんと年上の上司に恋に落ちるわけないのに、
リチャードギアだからその設定入れたのでは?と懐疑的。
妻もドラマ「グッドワイフ」の女優だから、
登場シーンを増やしたかったのか?

これらのストーリーラインはなしにして、
もっと3人のキリストたちへフォーカスして欲しかった。

人と向き合うことって難しいけど、大切できっと報われるって思わせてくれる映画だった。

「自称キリスト」の存在というのも興味深かった。

3. Date/ 観賞日

2022年6月14日 Netflixにて


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