【Docレビュー】Don’t Pick Up The Phone / その電話に出るな (2022):犯人が無罪なんて許せない。

2022年に見たドキュメンタリーで
1、2を争うショックな事件だった。
被害者の気持ちを思うと
辛くてたった3話なのに
シリーズを見きれないかと思うくらい。

見応えは100点満点なので、おすすめ。👍

1. Story/ あらすじ

2004年アメリカケンタッキー州。
とある何でもない男が警察官を装い、
アメリカの田舎のファストフード店に
いたずら電話をする。
内容は、若い女性店員に対して
お客の財布を盗んだ疑いがあるとして
最終的に服を全て脱がせる、
「ストリップサーチ」を要求。
もちろんでっち上げの嘘。
いたずら電話を見抜けない
マネージャーたちは
電話越しに言われるがままに
過剰なストリップサーチ、
つまり性的暴行を行った。

電話の男の正体は明らかになったが、
なんと無罪

被害にあったファストフード店の一つ、
マクドナルドは
以前から同じいたずら電話発生の報告が
あったものの、
全店舗への通知を怠っていたのだった。

2. Review/ 感想

このドキュメンタリーの評価
おすすめ度👍
 (5)
悲しさ・怒り💔
 (5)
ハラハラする💥
 (4)

約10年間の間、
無実の若い女性らが被害に遭い、
騙されたマネージャーたちは
罪人と言い切れるのか、
被害者なのか。
なぜ事件の発端の男は無実なのか。

店のマネージャーたちの本音が
知りたいと思った。

どうしていたずらだと
気がつかなかったのだろう。

同僚の裸を見ることに、
体を触ることに
どうして抵抗がなかったのだろう。

どうしてこれ以上はできない、
と警察に任せられなかったのだろう。

自分の店で窃盗が起こったら
マネージャーである自分に
責任が降りかかってくることで
頭がいっぱいで
相手が若い女性スタッフであることを
忘れていたのだろうか。

ケンタッキー州、
マウントワシントンの事件では、
被害者のルイーズオズボーンは
マクドナルドに$610万の勝訴。
8億2,350万円($1=¥135)

ちなみに彼女をストリップサーチした
アシスタントマネージャーの女性、
ドナサマーズと
ドナの婚約者であり、
ルイーズに性的暴行をした男、
ウォルターニックスジュニア。
この2人はもちろん破局したそう。

到底許し難い事件である上に
正義がくだされなかった、
一度聞いたら二度と忘れられない
衝撃事件のドキュメンタリーだった。

3. Date/ 観賞完了日

2022-12-18 Netflixにて

この事件を映画化した、
「Compliance (2012)」。
私はこのドキュメンタリーで十分。
辛すぎて見られない。

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