【映画レビュー】きっと、それは愛じゃない (2022):白人がお見合い結婚を反対する映画。

ルー
ルー

こんにちは!
YMSでロンドン🇬🇧で生活しています。
How Rue C’s Itをのぞいてくださりありがとうございます!

リリージェームズ主演の原題「What’s Love Got to Do with It? 」を鑑賞。

IMBdの評価は6.3/10点とまあまあ良い評価。
私には、好みの映画ではなかった。
部外者(白人)が他のコミュニティ(パキスタン、イスラム教)の文化(お見合い結婚)に異議を唱えてる話だと感じた。

1. Story/ あらすじ

幼馴染でずっと友人だった2人が、1人の結婚をきっかけに、実はお互いが好きだったことに気づくラブコメ。
主人公は白人(ホワイトブリティシュ)女性のゾーイ。
ゾーイの幼馴染はパキスタン系イギリス人男性のカズ。

カズは自身のコミュニティの文化に従って、パキスタン人の女性とお見合い結婚をすることになり、ドキュメンタリー作家のゾーイはその過程を作品にすることに。
そのうち、ゾーイはカズへの自分の気持ちに気づくが時既に遅し、カズは結婚。
数ヶ月後にゾーイの作品の上映会が開催されるが、そこで披露された作品は、お見合い結婚を疑問視する内容だった。
カズ、そしてカズの家族は作品にがっかりするが、これをきっかけにカズは離婚を決意。
家族もカズの決断を受け入れようとし、ゾーイとカズは想いを伝えてハッピーエンド。

2. Review/ 感想

この映画の評価
おすすめ度👍
 (3)
感動する・心温まる💓
 (3)
おもしろさ😆
 (1)
ハラハラする💥
 (1)
ロマンチック💘
 (2)
新しい知識が増える😮
 (3)
風景、景色がキレイ🏞️
 (4)


とにかく最後があっさりハッピーエンドで雑だったのが不満。
私がこの映画で気に入らなかった3つの点は以下の通り。

離婚して国に帰る妻メイモーナの未来。

カズはイギリス社会に住むイギリス人で、医師という安定した仕事もあるから離婚しても問題ないはず。
しかし、妻メイモーナ(Maymouna)は、わざわざ結婚のためにパキスタンからイギリスに来たのに、あっさりと離婚してパキスタンに帰れるなんて信じがたい。
法の学位を取ったから大丈夫、なんて取ってつけたようなシーンもあったけれど、本当に大丈夫??
いくら映画とは言え、とても楽観的で非現実的すぎる展開のではないかと思った。

勘当されたカズの妹。

白人男性と結婚したため、家族と縁を切られたカズの妹。
ゾーイの映像作品の上映の後、イスラム教徒の祝日に実家を急に訪れ、あっさりと家族に迎え入れられていて、拍子抜け
だったらもっと早く受け入れて、孫と会ってあげて!
時間がかかりそうな話なのに、雑な展開だったので残念。

主役が白人なのがいまいち。

結局、カズの家族はゾーイの作った、お見合い結婚を疑問視するドキュメンタリーによって翻弄され、考えを改め、恋愛結婚、異人種・異宗教結婚を認める形になった。
ハッピーエンドだけれど、ゾーイがきっかけであることが気に入らなかった。

ゾーイはパキスタン人ではなく、イスラム教徒ですらないにも関わらず、カズの家族の文化に物申したと感じた。
よその人間がよその文化について異論を唱えることは簡単
お見合い結婚を疑問視するストーリーラインは興味深いけれど、それが他の文化出身のゾーイではなく、パキスタン/イスラム教の文化出身の人であればよかったのに、と思った。

3. Date/ 観賞日

2023-8-17 Netflix🇬🇧にて

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