【映画レビュー】Barbie / バービー (2023):予備知識が必要。

ルー
ルー

こんにちは!
YMSでロンドン🇬🇧で生活しています。
How Rue C’s Itをのぞいてくださりありがとうございます!

2023年夏の大人気映画、「バービー」を映画館で鑑賞してきました!
イギリスでは既に公開初日から1ヶ月を過ぎていましたが、映画館の半分は埋まっている感じ、まだまだ人気を感じました。

私がこの映画を見て思ったことは、見る前に予備知識が必要
バービーが人間の世界に行き冒険して、楽しくハッピーエンドする話かな、と予想していました。
しかし、ジェンダーの問題も盛り込まれていて、見応えがあり、どちらかというと大人向けの映画だと思いました!
ケンの登場が予想より多買ったことは、面白くて良いポイントでした。

1. Story/ あらすじ

「バービーランド」に住むバービー。
全てが完璧で幸せな毎日を過ごしていたところ、突然今まで考えたことのなかった「死」について考え始めたところ、身の回りに変なことが起き始める。
原因を突き止めるために、バービーランドから「リアルワールド」という人間の世界へ。
バービーは、原因である持ち主母娘(グロリアとサーシャ)を見つけた一方、一緒についてきたケンは、男が社会の中心であるリアルワールドに魅了される。
ケンは、バービーより先にバービーランドに帰り、バービーランドを自分(ケン)中心の街に変えてしまう。
自身の持ち主の母娘を連れてバービーランドに帰ったバービーは、バービーランドを救うために奮闘する。
ハッピーエンド。

2. Review/ 感想

この映画の評価
おすすめ度👍
 (5)
感動する・心温まる💓
 (4)
おもしろさ😆
 (4)
ハラハラする💥
 (4)
新しい知識が増える😮
 (3)
風景、景色がキレイ🏞️
 (5)

見る前に知りたかった予備知識。

オープニング。

オープニングが「これってバービーの映画で合ってる?!」と確認したくなるような映像だったのです。
こちらは「2001年宇宙の旅」という映画のオマージュらしいのです。
この映画は55年前の1968年の映画!!
アカデミー賞受賞作品とのことですが、この映画を見たことがある人は筋金入りの映画好きなのではないでしょうか?

サーシャはブラッツドール。

サーシャとその友人3人はバービーのライバルの人形おもちゃ、ブラッツドールの4人組のメタファーとのこと。


黒人、白人、ピスパニック、アジア人としっかり人種の多様性を揃えた4人組だったことは目につきましたが、それが実在の人形とまでは気づくことができませんでした。
名前まで同じだそうです。
まあ、私は日本でリカちゃんとポポちゃんで育ちましたからね。
アメリカで育たないと、このディテールには気が付かないでしょう。

キャスティング。

ヒスパニックの働くお母さん。

最初、グロリアはピスパニックのシングルマザーかと思いました。
しかし、家に置いてきぼりにされた夫(白人)がいることが分かりました!

ちなみに、「アグリーベティ」で有名なアメリカフェレーラが演じたグロリアの夫役はアメリカの実の夫
アメリカは有名は女優ですが、夫のことまで知らないので、後から知りました。
(次見ても多分気が付かない。)

最近、私はアメリカフェレーラ主演のシットコム「Superstore」を英Netflixで見ているのですが、こちらでもアメリカ演じるエイミーは娘がいて、シングルマザーかと思わせた後に、夫(白人)が登場したのです。

https://www.imdb.com/title/tt4477976/?ref_=nv_sr_srsg_0_tt_7_nm_1_q_superstore

ヒスパニックシングルマザーかと思わせた後に夫登場」のパターンが個人的に続いたので印象に残りました。
「ヒスパニックの働くお母さん=シングルマザー」
、という、いつしか植え付けられた固定観念を払拭したいのかな?、と思いました。

Netflix俳優がたくさん。

大型映画ということで、有名な俳優ばかりのキャスティングでした。
私が特に目立っていたと感じたのは、ドラマ「セックスエデュケーション」のキャストたち。
バービーを演じたマーゴットロビーと瓜二つと言われている、エママッキーがバービーのうちの一人。
この映画では髪色が違いましたが、同じ髪色にしたら本当にそっくりだと思います。

そして、アダムを演じたコナースウィンデルズがマテル社の社員役と、エリックを演じたチュティガトゥがケン役にて登場。
「セックスエデュケーション」も素晴らしいフェミニズムドラマシリーズですから、宣伝も兼ねているのではないかと思ってしまいました。

あとは一瞬の登場でしたが、ドラマ「ブリジャートン」のペネロピ役のニコラコクランもいましたね。

皆さん、しっかりアメリカ英語を話していて、さすが、器用だなって思いました。

他にもイギリス人俳優が出演していたようですし、そもそもマーゴットロビーはオーストラリア人、ライアンゴスリングはカナダ人なので、国籍は英語圏勢揃いのキャスティングだったようです。

最初はネタバレなしで鑑賞して、この映画に散りばめられたイースターエッグを調べてからもう一度鑑賞したら二度楽しめる、素晴らしい映画だと思いました!

3. Date/ 観賞日

2023-8-22 映画館にて

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