1. Story/ お話
糖尿病を患うも、保険代が払えずお金に困っていた歌手キャシー。
米軍の家族は手厚い健康保険に入れると聞き、
キャシーの働くバーの近くの米軍基地で訓練をしているルークと
偽装結婚をすることになる。
実はルークも金に困っており、結婚により得られる手当を必要としていた。
2人の関係がうまく行き始めた矢先、嘘がばれ、
ルークは刑務所に入ることになるが、キャシーは待っている、と伝える。
ハッピーエンド。
2. Review/ 感想
キラキラして可愛らしいラブストーリーだった。
キャシーのドアノブをルークが直してくれて、キャシーの心も一緒に開いたよね!!
原作は本らしいけれど、
ニコラススパークスっぽい映画だった。(映画「ディアジョン」など。)
「誠実そうなミリタリーガイと美人の恋愛+わんこ」。
女性がブロンド+ブルーアイズじゃないことは現代らしい。
さらに社会問題が織り込まれている点は
ニコラススパークス作品とは違ってより良い。
キャシーが海兵隊のメンバーが「”アラブ人”をやっつけよう」の
発言を注意すること(人種差別)や、
家にBLMフラッグ(同上)、レインボーフラッグを掲げていること(同性愛差別)、
「The future is female.」スローガンTシャツ(性差別)、
母親が移民で市民権を得るために大変だったこと(移民問題)、
そして糖尿病の治療薬、インスリンが高価であること(医療)。
キャシーがルークと結婚して、手厚い保険により得たより良い薬こと、
お腹に貼り付けていたものはおそらく「Dexcom」で、
血糖値を管理してくれるもの。
下記リンクによると、2018年の平均でインスリンにかかる金額は
日本の$14.40に対し、アメリカ$98.70と約7倍。
日本よりもっと安い国もあるみたい。
キャシーの歌う曲は演じるソフィアカーソンが作ったとのことで、
歌うシーンも多い。
この映画のストーリーは結構しっかりしていたと思うから、
もう少し歌のシーンが少なくても大丈夫だったのでは、
ソフィアのファンに頼らなくても大丈夫だったのでは、といった印象。
さて、この映画がお気に入りで、
キャシーとルークがお気に入りだからこそ言いたいことが2つ。
1つ目が、なんでルークはあんなにあっさり罪を認めてしまったの!
「Dear husband」って書いたメールの証拠もあるし、
仲間は2人のビデオ電話を見ていたじゃない!証言して!
そもそも、この偽装結婚の情報元のジョノー、
明らかに麻薬中毒っぽくて信用できない人間と思うけど!
2つ目は、ルークは罪を償うために6ヶ月服役することになったけれど、
結局、この夫婦は別れないならば、彼を服役させる意味はなくないか?
刑務所も国の税金で成り立っているから、税金の無駄遣いじゃない!
久々にお気に入りのChickflickを見つけて満足!
キラキラのラブストーリーを見たい人にはおすすめ!
3. Recommendations/ おすすめ
- 【映画】Feel the beat/ フィールザビート(2020)
ソフィアカーソン主演で、こちらは歌ではなくダンス。
- 【ドラマ】Grey’s Anatomy/ グレイズアナトミー S7 Ep10
医師のテディが保険料を払えない患者ヘンリーを助けるべく
結婚し、やがて相思相愛のカップルになる。
その矢先、彼は亡くなってしまう。
4. Date/ 観賞日
2022年8月1日 Netflixにて
Sofia Carson has a new song and a new movie — that she co-wrote! — on Netflix now. This is Purple Hearts. pic.twitter.com/BfEMLvRqdB
— Netflix (@netflix) July 29, 2022
◆配信開始
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) July 29, 2022
『パープル・ハート』(アメリカ)
音楽に人生を捧げるシンガーソングライターと、出兵を控えた海兵隊員。多くの障壁を抱えながらも強く惹かれ合ってしまった二人に、やがて悲劇が襲いかかる。
切ない愛と音楽の物語。#パープル・ハート pic.twitter.com/jHyEFlhG3o