【映画レビュー】 Ankahi Kahaniya / 秘密のアンソロジー (2021):3つのモヤッとするお話で構成。

3つのお話が1つの映画になっているので、3つに分けて感想を投稿。

1-1. Story/ お話

都会ムンバイの洋服屋で働く主人公の男。
友人も恋人もおらずルーティンのような日々を過ごしていたところ、
店に新しく飾られることになった女性マネキンに恋に落ちてしまう。
この恋が店長にバレてしまい、仕事をクビになり、
田舎に帰ることに。そこで幼馴染との結婚が決まり、
マネキンに正式に別れを告げて完結。

2-1. Review/ 感想

主人公の彼は、マネキンとデートに行くし、
ダンスも踊ってしまうの!!
マネキンに恋に落ちるなんて考えられないんだけれど、
彼の単調な生活が一変していく姿は見ていて微笑ましかった。
ドラマ「アンブレラアカデミー」でファイブは
誰も人がいない世界で孤独を乗り切るために
マネキンにドロシーと名付け、大切にしていたことを思い出した。
究極に孤独になるとあり得るかも。
幼馴染と無事に結婚し、孤独から向け出すことができたかどうかは、不明。

1-2. Story/ お話

家事を手伝う少女と、映画館で働く少年。
2人とも貧しい家庭環境で育ち、家を、今の生活を変えるべく、
一緒に夜に家出をする。
乗り換えのバスターミナルで、少年が2人分のチケットを購入するも、
2人の行き先はバラバラ。
それぞれがそれぞれのバスに乗って新天地へ向かい完結。

2-2. Review/ 感想

少年が、少女の分のバスチケットを購入するの!
少女の行き先を少年が決めてしまうの!
・・・なぜだ。
少女は少年がどこへ向かったか知らないけれど、
少年は少女の分のチケットを買ったから、
行き先を知っているの。
ちょっと奇妙。
ちなみに少女はスーラトへ向かい、
少年はピンプリチンチワッドへ向かう。
地図で確認したところ、インドの左端。
でもね、この2人がどこ出身かが分からないから、
どれくらい離れた場所へ向かっているのか、分からない。
少年はバスチケットを買う前に、
少女に仕事の経験を聞くも、家事と刺繍だけ、と言われ、
言葉に詰まるシーンがあったので、
少女は家に帰るバスに乗せられたのではないか、と疑いたくなった。
モヤッとする話だった。

ビンディ
少女の眉間につけていた赤いシール。
おしゃれのためにつけるらしい。
映画を見に、少年に会うためにおしゃれしていたのね。
微笑ましい。

1-3. Story/ お話

夫の浮気に気づいた妻が、浮気相手の女性の夫にコンタクトを取り、
2人でどのようにしてパートナーらが浮気するに至ったかを話し合う。
最終的に浮気をしていた2人は別れ、
ある夫婦は結婚を継続することにし、
もう一方の夫婦の女性は離婚し、一人で生きていくことを決め、完結。

2-3. Review/ 感想

このエピソードだけ、たまに英語で会話する。
登場する2夫婦ともに成功者で裕福だからかな。
登場人物もサリー着用ではなく、カジュアルなファッション。

それに、夫に浮気された女性は、
過去にも浮気をされており、浮気相手に振られる度に
自分のところに戻ってくる夫に愛想がつき、
離婚して、自分で生きていく、と決めるんだけれど、
あれ、インドって離婚することが難しいのでは・・・?と疑問。
裕福で学のある人間であれば、離婚は可能なのか?
このストーリーではそこまで描かれていないので、
もやもやしつつ、成功することを祈る。

モヤッとする話x3なので、おすすめはしないかな。

3. Date/ 観賞日

2022年8月14日 Netflixにて

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