【本レビュー】エレノア・オリファントは今日も元気です(2017):登場した固有名詞をまとめて説明!

ふと図書館で手に取った一冊。
外国、イギリスのグラスゴーが舞台。
普段聞いたことのないお酒の名前など、
固有名詞がたくさん登場したので
それらを調べてまとめてみた!

これから読む方、読み終わった方が、
よりこの本の理解が深まること間違いなし!

1. Story/ あらすじ

原題:Eleanor Oliphant is Completely Fine
著者:ゲイル・ハニーマン
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン

主人公は家族にまつわる暗い過去を持つ
30歳の女性エレノア
家族も友人もいない彼女は
会社と家の往復を繰り返す日々。
ところが、新たに会社に入ってきた
レイモンドと友人になり、
世界が前向きに広がっていく

2. Review/ 感想

この本の評価
おすすめ度👍
 (3)
感動する・心温まる💓
 (4)
おもしろさ😆
 (3)
やりきれない、悲しみ💔
 (5)

前向きに物語が終わるので読みやすく、2日間で読了

30歳の少し暗めの女性が、
新しい男性の同僚と知り合い、
生活が好転していく点は、
韓国小説「30歳の反撃」と似ていた。


違う点は、本作の主人公は毒親(母親)に殺されかけた恐ろしい過去があり、
そのせいでうつ病を長年患っていたこと。
そして、おそらくそのうつ病の症状として、
死んだ母親と毎週会話をしていた。


メンタルヘルスのトピックは
コメントがしづらく、共感が難しいけれど、
レイモンドを始め、周りのキャラクターと
主人公のちょっと愉快な人間模様
物語の調和が取れていた。
また、エレノアが用心深く、
個人情報を教えたがらないところや、
皮肉の効いた会話が
クスッと笑えた点は良かった。
(特に感嘆符の「ジーザス・クライスト!」
に対して自分の名前を教えるシーンは面白い。)

ちなみに、2022年1月時点で
映画化は決まっているようだが、
未だキャストなどの詳細は公開されていない。

https://collider.com/eleanor-oliphant-is-completely-fine-movie-director-harry-bradbeer/

では、この本に登場した固有名詞たちをご紹介!

イギリス、グラスゴー(スコットランド)

物語の舞台はスコットランド西部の町グラスゴー。

新聞「デイリーテレグラフ(The Daily Telegraph)」

エレノアのランチタイム愛読の新聞。

エレノアのお気に入りのクロスワードに
挑戦してみたかったが、
毎月3.99ポンドサブスクが必要とのこと。
いずれにせよ、外国語でクロスワードは難易度高だ。

BBCラジオドラマ「アーチャーズ(The Archers)」

エレノアが夕食時に聞くラジオドラマ。

なんと1951年から続く世界最長ドラマらしい!
途中から聞いても楽しめるのか?
英語の勉強にいいかもしれない。

スーパー「テスコ(Tesco)」

イギリスのスーパーマーケット。
イギリスに行ったことがある人は見たことがあるはず。

グレンズウォッカ(Glen’s Vodka)

エレノアの住むスコットランドのブランド。
メスの猫にこのヴォッカの名前、
グレン(男性名)をつけたエレノア。
猫のグレンがいれば、酒のグレンは要らないということと思うとほっこり。😸

アイアンブルー(Irn-Bru)

エレノアが助けたサミーが持っていた購入物、アイアンブルー。
炭酸飲料でスコットランドのブランド。

上記ツイートの女性によるとオレンジ系の味がして、評価は8/10だそう。

ジャーキン(Jerkin)

エレノアが着ていた「ジャーキン」。
本には「襟なし革製ベスト」とあり、
「ジャーキン」とわざわざ
ルビが振ってあったので気になった。


16,17世紀に着用されていたものとのことで、
画像を調べてみても、
時代劇のコスプレみたいなものしかヒットしない。
それを30歳の女性が着ているとは思えないので、
エレノアの洋服への無頓着さを表現していたのかな?と推測。

映画が完成したら、その答えがきっと分かるはず!

マグナース(Magners)

エレノアが慣れないパブでおすすめされて飲んだもの。
アイルランドのブランド。
日本で言うシードルのことを指す。

少し暗めで淡々と進んでいく物語なので好みは別れると思うけれど、
本を読んだら、必ず映画も見たくなると思う!👍
早く映画が完成したらいいな!

3. Date/ 読了日

2023-1-26

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