【映画レビュー】FOUR GOOD DAYS / フォーグッドデイズ(2020):実話の話だった。

ミラクニス主演の
ドラッグ中毒者のリカバリーを描いた作品。
見事にミラクニスが
ガリガリで目の下にくまのある
ジャンキーを演じていたが、
前向きな終わり方は予想外だった。

2週間無料トライアル

1. Story/ あらすじ

31歳、ドラッグ中毒のモリー。
連絡を絶っていた母親の元へ
身を寄せさせてほしい、と突然訪問する。
しかし、母親は彼女にさんざん
裏切られてきたことから
渋りつつも、最終的には病院に連れて行く。
モリーは病院に入院し、
クリーンになったあと、
ドラッグを使っても
ハイにならない薬を打つことになる。
その薬を打つまでの4日間、
母親はモリーを家に置くことに。
うまく行っていたものの、
最終日、モリーはドラッグをやってしまい、
その体で病院に向かう。
母親の尿を代わりに提出したため、
薬を打つことができたが、
ドラッグが体内に残っていたため、
体にひどい拒否反応が出てしまい、病院へ。
数ヶ月後、元気な姿のモリーで終了。

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2. Review/ 感想

この映画の評価
おすすめ度👍
 (2)
悲しさ💔
 (5)
ハラハラする💥
 (3)

ドラッグ中毒をテーマにした
映画、本、そしてドキュメンタリーを
見る回数が増えて分かったことは
薬を完全に断つことは
ほとんど難しいということ。

それにも関わらず、
この映画はもうダメかと思われた主人公が
見事に元気そうに
前向きに生活している姿で終わった。
意外だった。

実話を元にした話。

そして映画の終わりに紹介のあった通り、
この物語は実話を元にしたものとのこと。

How’s Amanda?」というタイトルで
アメリカのドラッグ中毒について
2016年ワシントンポストに掲載された連載。
モリーは実在のアマンダを元に作られた人物。

この記事を読むと、
モリー(アマンダ)の歯がないのは本当らしい。
メンテナンスされなかったことにより、
28本が虫歯になり、
歯医者で抜くことになったとのこと。
きっとアメリカ人のことだから
高額なお金をかけて歯の矯正したんだろうな、
勿体無い・・・。

そして子供がいることは本当で、
双子の男の子らしい。
(映画では男の子と女の子。)

登場した薬の名前。

映画でも話のあった通り、
高校生の時の怪我で処方された薬の名前は
Vicodin(ヴィコディン)。
日本では発売されていないとのこと。

映画「ベンイズバック」でも、
麻薬中毒のベンは学生時代に
処方された薬をきっかけに
薬物中毒になってしまった。
アメリカの鎮痛剤の強さ、恐ろしい。

そしてモリー(アマンダ)が
4日後に打った薬の名前は、
Naltrexone(ナルトレキソン/ オピオイド阻害薬)。
ドラッグを接種しても
ハイになることを阻止する薬。
調べてもよく分からなかったけれど、
今後またドラッグ関係の映画を見た時に
物語に置いていかれないよう、参考までに。

実話の舞台はデトロイト。

映画では分からなかったけれど、
実話の舞台は
ミシガン州デトロイトの南西部とのこと。

ミラクニスの名演技!

ドラッグ中毒の作品は
暗いものばかりだけれど、
興味深くて考えさせられるので
見るのをやめられない。

3. Date/ 観賞日

2023-1-8 Netflixにて

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