1. Story/ お話
突然妻を亡くした舞台役者兼演出家の主人公家福(かふく)が
演出する舞台を通して出会ったドライバーみさきや
俳優高槻と出会い、妻を失った気持ちを整理する話。
2. Review/ 感想
- 2022年オスカーの国際長編映画賞受賞作品!
- 米オバマ元大統領の2021年のお気に入りの映画リスト入り!
これだけ認められた素晴らしい映画だけれど、
私には分かりづらくて、好みでない映画だった。
悔しい。
チェーホフ(露)、村上春樹ともに読んだことなし。
Next up are my favorite movies of the year. Each of these films tells a powerful story, and I hope you enjoy them as much as I did. pic.twitter.com/peFGiaTvby
— Barack Obama (@BarackObama) December 16, 2021
オバマ大統領、具体的にどこが気に入ったのか教えて・・・。
【好みでなかった点】
・映画の一番初めのセリフが会話なのか朗読なのか分からず、
見ている人をわざと混乱させる感じが嫌い。
・始まるまで(妻の音が死ぬまで)の前置きが長い。
・良いところ無しの高槻の役、有名な岡田将生である必要あった?
・ANAのPPLは大胆だった。長かった。
・広島の舞台関係者、柚原さんの機械みたいな一本調子の意図は?
注目させたかったのか、違うのか。
全然理由が想像つかない。
・最後、何故みさきがなぜ韓国にいるシーンで終わったのか。
ヒュンダイが並ぶ中、(ヒュンダイもPPL?!)家福の赤い車。
若者であるみさきが韓国留学するのは今時っぽいけど、
車を連れて海外に行くのは
よっぽど金銭的、言語の壁に余裕がないと難しいのでは。
【お気に入りの点】
・広島の「平和への軸線」のシーン。
(もしや、オバマ大統領は広島を訪れたことがあるから??)
【気になった点】
・「家福音(かふく おと)」の名前が宗教的すぎるエピソード、
どうやって訳されたのか気になった。
アマプラでは英訳がなかったので確認できず。
2022年のオスカーは手話作品が2つも大賞を受賞したことにびっくり。
作品賞の「コーダ」は耳の聞こえない家族のなかで育った健聴者の子供の話。
ノミネート作品も含めたら、ショートドキュメンタリー部門の
「オーディブル」も耳の聞こえない青年の話。
この作品でも、韓国手話をするユナの存在感は大きかった。
ポスターの3人のうち、高槻(岡田将生)ではなく、
ユナ(パクユリム)でも良かったのでは?
この映画の良さが分からなくて残念だった。
チェーホフが分からないからかな、でもそれはハードルがとても高いような。
個人的にはおすすめしません。
3. Date/ 観賞日
2022年10月 アマゾンプライムにて
dTVとU-nextでも観賞可能。(2022年10月18日時点)