【映画レビュー】Mr. Harrigan’s Phone ハリガン氏の電話 (2022):奇妙さより、2人の友情が良かった。

1. Story/ お話

舞台はアメリカメイン州、ハーロウ。
主人公の青年クレイグは近所に住む老人ハリガン氏に
スマホを使い方を教えメッセージを送り合う仲に。
やがてハリガン氏は亡くなり、彼はスマホと一緒に埋葬された。
クレイグはハリガン氏が電話に出ないことを知りながらも、
いじめっ子に殴られたことを電話で話す。
すると翌日、いじめっ子は事故死。
同じようなことがもう一度起こった後、
彼は恐ろしくなり、自身のスマホを捨てる、という奇妙な話。


「シャイニング」などのスティーヴンキング(メイン州出身)原作。

2. Review/ 感想

薄暗い雰囲気で奇妙な話だったけれど、
私は起こった2つの死はただの偶然だと思う。
いずれも納得できる亡くなった理由があったし。

2人の友情はとても稀で素敵だった点が
この映画のベストパートだと思う。
きっと仕事命でパワー系上司だった結果、友人の少ないハリガン氏が
晩年にクレイグという新たな友人を持てたことは、とても幸運だと思う。
クレイグも人生の大先輩と友人にとなり、
週3回の2人の時間を居場所とすることで、
所持するスマホごとに分けられるという、
理解できないが、従わなくてはいけないカースト制度がある
高校生活をサバイブできたのではないかと思う。

電話番号って、リサイクルされるから、
亡くなった人の番号を他の誰かが使ってたんじゃないかな。
ハリガン氏からのテキストメッセージも
今の持ち主が悪ふざけしただけと思うけど。

【参考】亡き妹にメッセージを送ったら、その番号の現持ち主の返事が冷酷だった話。

ちょっと疑問だったことは、
クレイグがハリガン氏へ2回目の電話をしたとき。
あの時、1代目の古いスマホで電話していた。
今使われていない電話で電話って不可能では??

おすすめ!

スティーヴンキング作品をSpookyな10月に見るにはピッタリ!
ちょっと心温まって、ちょっと奇妙な映画、おすすめ!◎

3. Date/ 観賞日

2022年10月 Netflixにて

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