【映画レビュー】Half of It / ハーフオブイット (2020):メタファーの分かりやすい映画。

1. Story/ お話

舞台はアメリカの架空の田舎町スクアヘミッシュ。
主人公のエリーは早くに母を亡くし、父の仕事を手伝う苦学生。
作文が得意な彼女は同級生のポールから
ラブレターの添削を頼まれ、協力することに。
2人は良き友人となる。
しかし、実はエリーはその手紙の相手、アスターのことが
気になっていた。
ポールは次第にアスターではなくエリーのことを好きになってしまい、
エリーがアスターを好きなことにも気づいてしまう。
そしてアスターにも全てバレてしまう。
どの恋も実らないが、
エリーは自分を見つけ、自分のための人生を歩んでいく。
ハッピーエンドとは言い切れないが、前向きな話。

2. Review/ 感想

この映画はメタファーが分かりやすかった!

最初の絵での人は自分の半分を探してるという説明からの
ホットスプリングのシーンは、
横向きと上から撮ることでお互いの半分ってことが分かった。

「半分」といえば、ポールのタコ🌮も半分に折って1つで、
エリーの作る餃子🥟もそう!

エリーとポールの卓球のシーンも、
卓球台を半分にして向き合っていた。

アスターとエリーの最後のシーンも、
2人の間に線が引いてあったのも真ん中、半分!

2回目を見たらもっと見つかるかも。

エリーが自転車🚲から電車🚃に変わったところは
エリーが変化したという大きな象徴だった。
流石にポールも電車には追いつくことができなかった。

エリーは父親の代わりに働き、
同級生らの作文の代筆、
ポールのラブレターの代筆、と「人の代わり」として生きていた。
「代わり」をやめて、
自分のために人生を生きる、と決めたような最後の表情がすごく良かった。

恋愛と友情、そしてセクシュアリティに悩む高校生のストーリー。
「半分」探しがとっても楽しい映画だった。
見るときにぜひ探してみて!

3. Date/ 観賞日

2020年5月4日 Netflixにて

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