【映画レビュー】Love in the Villa / ヴィラで始まる恋 (2022):既存作品の切り貼りみたいでチープな恋物語。

1. Story/ お話

アメリカミネソタ州ミネアポリスに住む教師の女性、ジュリー。
シェイクスピアの「ロミオアンドジュリエット」が好きで、
その舞台となったイタリア、ベローナへ旅行に訪れる。
ところが宿がダブルブッキングで、
イギリス人の男性チャーリーと宿をシェアすることに。
やがて2人は恋に落ちるハッピーエンド。

2. Review/ 感想

うーん、チープなラブコメだった。
なんだか、いろんな映画の切り貼りのように感じた。
途中で見るのをやめたいくらい、駄作だった。(でも見たよ)

ジュリー役のカットグレアムはドラマ「ヴァンパイアダイアリーズ」で
お気に入りのキャラクターを演じていたし、
チャーリー役のトムホッパーはドラマ「アンブレラアカデミー」で
いい役演じていたけれど、
この映画はイマイチだった。

チャーリーの彼女のキャシーは
トムホッパーの実の妻、ローラホッパーが演じていたらしい。
無名の(たぶん)身内を雇って内容もイマイチだから、予算タイトだったのかな〜。

さて、感想。

最初に、ジュリーはチャーリーを「ビッグフット」と呼んだくらい、
チャーリーは大きくて力がありそうでこわいのに、
そんな人と部屋をシェアするなんて有り得ない!!
初めて会った人かつ、外国人だよ、信用できないよ・・・。
窓から有名な観光地が見える宿に泊まる外国人観光客なんて、
地元民からしたらいいエサのお金持ちに思うのが普通じゃない?
非現実的すぎて、最初からストーリーに入り込めなかった。

次に、猫アレルギーの人(チャーリー)に対して、
故意に猫を近づけるなんて嫌がらせじゃ済まないと思う。
しかもそのための薬を持ち歩いている人って、重症の人じゃん。
コメディのつもり?
ジュリー先生なのに。笑えなかったな・・・。

最後に、切り貼りの映画のように感じたことについて。
最近、ヨーロッパを旅するアメリカ映画が多い気がする。
パンデミックでみんな海外旅行への憧れがMAX募っているから
視聴者数稼げるのかしら??

アメリカ人がヨーロッパへ行って恋に落ちる話

【ドラマ】エミリーパリへ行く (2020-):フランス

【映画】ラブ&ジェラート(2022):イタリア

異国のタクシードライバーがやたら親切な話

【映画】ウィークエンドアウェイ (2022):クロアチア

急に気まずい彼氏(パートナー)が旅先に来ちゃう話

【映画】ウィークエンドアウェイ (2022):クロアチア

母国(ホーム)で動物の世話をして待っているゲイの友人が登場する話

【映画】ハピエストホリデー (2020):これはアメリカ国内

主役が旅先で過剰におしゃれな話

【ドラマ】エミリーパリへ行く (2020-):フランス

「エミリーパリへ行く」の主人公が黒人女性版を制作したかったのかな・・・?
「エミリーパリへ行く」はS1しか見てないけれど、
S2がすぐにリリースされたし、人気なのかしら。
それにあやかって似たような話を作りたかったのかな、Netflixは。

最近Netflixはつまらなくなってきた、なんて話を聞くけれど、
事実なのかもしれないな。

舞台が同じ話

【映画】ジュリエットからの手紙 (2010):イタリア
少し古いけれど、この映画はおすすめ!
本作にもちらっと登場した、「ジュリエットの手紙を書く仕事」に焦点を当てた物語。

見たことあるシチュエーションが多くて、
新鮮味がなく、つまらないラブコメでした。

3. Date/ 観賞日

2022年9月4日 Netflixにて英語字幕で

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