1. Story/ お話
主人公はモーことモハメドアマーという男。(俳優本名も同じ)
彼はムスリムのパレスチナ人で、湾岸戦争の際に
国を離れ、アメリカヒューストンで育った。
長いこと亡命申請は進まず、
定職につくことができず、
カトリックでメキシカンアメリカンの彼女とは
信仰の違いによる家族の反対でうまく行かない。
どれも解決せずにS1は終了。モー本人の経験に基づく話。
2. Review/ 感想
アメリカのドラマや映画で、
移民を扱うのものはたくさんあるけれど、
「亡命」はなかったので、興味を惹かれてビンジウォッチした。
細かいところは知らないことがいっぱいで面白かった。
特にイスラム教のこと。
まず、ムスリムは家で靴を脱ぐこと。
日本と同じだ!
ムスリムはタトゥーが禁じられていること。
ピタブレッドは中東の食べ物だが、
トルティーヤ(南米)は似てるってモーの発言は面白かった。
どちらにも思い入れのない米食の人が言うならまだしも、
モーが言ったらダメじゃない(笑)
しかし、物語自体は無茶が多くて集中力に欠けてしまった。
なので、次シーズンはないのでは、と予想。
既に市民権を得たモーのお姉さんが亡命申請に必要な書類を
持っていて、家族に返してくれていないなんて信じられない。
モーとカトリックの彼女の宗教に関する会話は面白かったけれど、
改宗は簡単ではないだろうし、
このまま次シーズンがあっても、
2人の結婚は実現しないのでは、と思う。
最後にパスポートがないのにメキシコに行ってしまったモー。
これは分かりやすい展開だった。
見つけたトラックに「ラミレス」って思いっきり
スパニッシュの名前が付いていたし、
舞台は国境のあるテキサス。
これはメキシコに行ってしまうよ!!
モーはもっと慎重にならないといけないのに、
偽物の商品を売ったり、ギャングのドラッグディーラーになったり、
自分もドラッグ(リーン)が手放せなくなって、
見ていて疲れるし、そりゃ人生うまくいかないよ、と呆れてしまった。
最後に、英語とスペイン語、アラビア語。
ただでさえ、字幕を読むことを好まない人がいるのに、
3ヶ国語も登場するのはちょっとしんどい。
集中力が欠けてしまう。
自分は最初は英語字幕で見ていたけれど、
これが理由で日本語字幕に変えて見た。
以上の理由で次シーズンはないと思う。
・・・もし続いたら、見ますね。
そう言えば、ドラマ内でも言われていたけれど、
モーって本当にDJカリードに似ている。
確かに、DJカリードもパレスチナ系アメリカ人だ。
そして、モーの元妻はこのドラマと同じメキシカンアメリカンだったらしい。
詳細は不明なので、宗教の点とかが実体験かどうかは分からない。
ヘビーな内容をコメディで扱ったドラマ。
字幕に抵抗がなければ、知らないことを知ることができるかも!
3. Date/ 観賞完了日
2022年9月3日 Netflixにて
Home is where the hustle is. Mo, starring @realmoamer, only on Netflix 8/24 pic.twitter.com/THCLLNFpuo
— Netflix (@netflix) August 9, 2022
A24共同制作のドラマ『Mo/モー』。主演の“難民コメディアン”のモー・アマーはアメリカの市民権を得るまで、10年間パスポートなしで世界を旅した経験を持つ。旅の中で経験する数々の辛い体験を笑い飛ばし、会場を沸かすスタンダップコメディ『モー・アマーの俺は陽気な流れ者』も必見。 pic.twitter.com/JrvMlDSt0u
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) August 31, 2022