1. Story/ お話
主人公は作家の中年男性アランベネット。
引越し先のロンドン、カムデンタウンで
バンで暮らすホームレスの老女ミスシェパード
(自称マリーシェパード、本名はマーガレットシェパード)と出会う。
彼はミスシェパードに興味を持ち、
自分の家の庭に彼女のバンを置かせてあげることに。
彼女は過去に運転する自動車で人を轢いてしまい、
警察から身を隠すためにずっとバンに乗って暮らしていた。(実際は違った)
2人の友情とは言えない、奇妙な絆の話。実話。
2. Review/ 感想
名優マギースミス演じるこのミスシェパード、強烈なキャラクターだった。
イマイチ最後までどんな人柄なのか分からなかった。
カムデンタウンに住むお金持ちの人々が
恐らく自己満足のために、
恵まれないミスシェパードにご飯をお裾分けしたりするけれど、
彼女は絶対「ありがとう」を言わないの!
感謝を述べると、その金持ちたちの満足度を満たすって分かっているからかな。
金持ちらは「感謝」されたいのだろう。
彼女はミスターベネットにすらもありがとう言わなかったと思う。
彼には言っても良いと思うんだけどな。
お礼が言えない人を「お手本」にしちゃだめよ。
(邦題の意図が全く分からず、非常に不満。)
ミスシェパードのバンの周りのゴミって、排泄物なんだよね。
・・・臭いを想像しただけで気絶しそう。
ミスターベネットの心の広さはきっと世界一。
ミスシェパードは、人を轢いてしまったと思っていたけれど、
実際は相手がぶつかってきただけで、
人を殺していなかった、ということが最後に判明。
その事実をミスターベネットに伝えたのは、
元警察の男で、ミスシェパードのバンを訪れ、
お金を回収していた男!!
私はこの男はずっとミスシェパードの弟だと思っていた・・・。
ホームレスやっているから、弟から邪険に扱われていて、
弟は仕方なしにお金を貸し、
それをミスシェパード自ら返済しに行ったり、
弟が回収に来たり、なのかと思っていた・・・。
だって2人とも外見似てるんだもの・・・。
ふくよかで髪の少ない、老いた白人男性。
私の注意が足りなかったのか、
映画が意図的にわかりにくくしていたのか。悔しい。
Spotted in a local estate agent’s window: the house at the end of our road, previously owned by distinguished writer Alan Bennett who lived there a v long time + was often seen in Camden. Many of us remember when his The Lady in the Van series was filmed there.#bestgirlsschool pic.twitter.com/umSAmkeGqW
— The Cavendish School (@CavendishSchool) August 24, 2022
ミスターベネットの家は実在。
ミスシェパードは無実だったっていうドラマチックな展開は良かったけれど、
登場人物が分かりにくいのは視聴者寄りではないと思うので低評価。
3. Date/ 観賞日
2022年8月 Netflixにて
#BOTD 1934 – Alan Bennett, 88, English screenwriter, playwright, novelist.
— Lauren Facall (@Lauren66793666) May 8, 2022
Lady in the Van (play + film 2015) True story of elderly Miss Shepherd, who lived in a van in Alan Bennett’s street in London, then parked her van in his garden, for a ‘short stay’, which lasted 15 years. pic.twitter.com/r4QFENGxAm